無錫青少年書画展・無形文化遺産特別展」

この度、京都文化博物館にて、中国・無錫の無形文化遺産の伝統工芸品と青少年の書画を紹介する特別展を開催いたします。古代から伝わる匠の技と青少年が描く絵画や書道を、この機会にぜひご堪能ください。

展示内容

1.無形文化遺産工芸品の展示

無形文化遺産継承者による、無錫留青竹刻や蘇繍(両面刺繍)の古典的な名作を展示します。留青竹刻は伝承者が少ないため、非常に貴重な工芸品です。今回は、現在5代目が継承する作品に加え、日本で初めて3代目の作品も展示されます。

2.青少年の作品展示

無錫市の青少年による絵画と書道作品を展示します。

特別企画

展示期間中は、無形文化遺産の継承者による実演及び、来場者との交流も予定しております。

無形文化遺産について

無錫留青竹刻は、中国・無錫市に伝わる伝統的な竹彫刻です。竹の表面の薄皮だけを彫り、地肌との色のコントラストで図柄を表現する、伝承者が少ない貴重な技法です。時間が経つと地肌が琥珀色に変わり、作品の味わいが深まるのが特徴です。書道や絵画の要素を融合させた総合芸術として、中国の国家級無形文化遺産に登録されています。

蘇繍(両面刺繍)は、中国江蘇省の蘇州に伝わる伝統的な刺繍技法「蘇繍」の中でも、特に高度な技術を要する両面刺繍のことです。表裏の区別なく両面から鑑賞できるのが最大の特徴で「絹の絵画」とも称されます。中国の国家無形文化遺産に登録されています。

開催概要

日時: 2025年10月4日(土)~10月5日(日)  

時間: 10:00~17:00(最終日は16:00まで)  

会場: 京都文化博物館6階

皆様のご来場を心よりお待ちしております。